2016年11月13日

日本身体障がい者水泳選手権大会

若手の台頭目立つ。東京へ期待。

第33回日本身体障がい者水泳選手権大会は、総合西市民プール(福岡県福岡市)で11月12日と13日の二日間で行われ、リオパラリンピックに出場した選手をはじめ全国から集まり、アジア記録1個、アジアタイ記録1個、日本新記録が20個と好記録が連日生まれた。リオパラリンピック代表以外にも2020年を目指す若手の台頭が目立った大会だった。
リオ代表で視覚障害(S13)の笠本明里(神戸楽泳会)が50m背泳ぎで36秒20のアジア記録を残した。笠本は「大きな泳ぎを意識して、いい感じで泳げた」と語り、今シーズンについては「この1年間は調子が良かった」と振り返った。
リオで銀メダルを含む4つのメダルを獲得した視覚障害(S11)の木村敬一(東京ガス)は、100m平泳ぎで1分12秒69を記録し、「リオより速いタイムが出た」と驚いていた。リオでは金メダルを取れず悔しい思いをした木村は「やっと切り替えることができ、ほっとしている。まだ4年後の明確な目標はないが、体づくりも含め1年1年大切にしていきたい」と話した。
リオではTOBIUOパラジャパンの主将でパラリンピックに4大会出場し、50m自由形(S9)で初の銅メダルを獲得した山田拓朗(NTTドコモ)は「これから2年間は(得意とする)自由形以外の種目も挑戦していく」という思いから、100m平泳ぎ(SB8)に出場し、1分18秒76(リオパラリンピック7位相当)で優勝した。
パラリンピック5大会に出場し、金15個を獲得しているリオ代表の成田真由美(横浜サクラ)は、運動機能障害(S5)の50m自由形で自身が持つ日本記録39秒23を更新する38秒84の記録を残した。成田は「人生で初めて39秒を切れて嬉しい。(今日は)この嬉しさに浸りたい」と笑顔だった。
若手の新星として、視覚障害(S13)の長野凌生(中央大学)が100m自由形、50m自由形ともに日本新記録を更新した。身長が191cmと超大型の大学1年生は「目標としてきたタイムで日本新記録を出したかった」と好記録ながらも悔しさをにじませた。知的障害のクラス(S14)の東海林大(山形DC)は200m個人メドレーで、2分13秒59(リオパラリンピック3位相当)を記録した。50m自由形、100m自由形で日本新記録を出した運動機能障害(S8)の水上真衣(東京ラッコ)は「今大会に照準を合わせてトレーニングをしてきた」と自信を持って話し、「同世代がリオで活躍していること、支えている人がたくさん周りにいることが原動力になっている。(内定している)会社はトレーニングがしやすい環境なので、東京に向けて練習していきたい」と来年就職する大学4年生の目は東京を見据えていた。宇津木美都(京都SC)は、50m背泳ぎでアジア記録タイ記録を出した。

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