2017年6月9日

IWBF男子U23世界車いすバスケットボール選手権大会

日本、イギリスに逆転勝ちで連勝

リオパラリンピック代表の経験からチームを引っ張る鳥海蓮志。

6月9日(現地時間)、2017IWBF男子U23世界車椅子バスケットボール選手権大会(カナダ・トロント)、日本は予選プール第2戦でイギリスと対戦し、61-59で接戦を制した。

前半は、イギリスのトランジションの速さに、日本の武器である高い位置からのディフェンスがなかなか機能せず、苦戦を強いられた。それでも、日本も粘り強く戦い続け、引き離そうとするイギリスに対し、食らいついていった。
一時は最大9点差をつけられるも、29-34と5点ビハインドで前半を折り返した。

この日、特に調子の良さをうかがわせたのは、チームで唯一、リオデジャネイロパラリンピック代表の鳥海連志だ。鳥海は、前半だけでチーム最多の10得点をマークした。

京谷HCからも信頼されている17歳の赤石竜我。

また、第1Qの途中、車椅子にトラブルが生じた丸山弘毅の代わりに出場した赤石竜我も、チームに大きく貢献した。特にディフェンスの部分においては、京谷和幸HCも「彼は僕が思っていることを体現してくれる、安定感のある選手」と信頼を寄せており、今やチームに欠かすことのできない存在となっている。

大事な場面でスリーポイントを決める主将の古澤拓也。

後半、日本はディフェンスを修正して臨んだ。それまでハーフコートの前からプレスをかけていたディフェンスラインをハーフコートまで下げることでスペースを小さくし、イギリスの動きを狭めた。これが、日本に流れを引き寄せた。
オフェンスでは、日本の最大の得点源となったのがキャプテン古澤拓也だ。後半、大事なところでスリーポイントを4本決め、日本に勢いをもたらした。

「本当にイギリスは強かった。それでも、選手たちは最後まで粘り強く戦ってくれました。ベンチもしっかりと声を出していましたしね。そういう部分で、選手たちを褒めたいと思います」
ヤマ場のひとつであるイギリス戦を終え、京谷HCはそう選手たちを称えた。

そして、こう続けた。
「まだ2試合を終えたばかり。今から明日に向けていい準備をして、明日も勝ちたいと思います」

明日の第3戦は、南アフリカと対戦する。

結果一覧=2日目=
【Aプール】
オーストラリア 62 - 58 カナダ
イタリア 61 - 34 ブラジル
トルコ 71 - 53 イラン

【Bプール】
日本 61 - 59 イギリス
ドイツ 75 - 51 アメリカ
フランス 87 - 29 南アフリカ

(文・斎藤寿子、写真・岡川武和)

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