2017年10月25日

アジアオセアニアチャンピオンシップス

女子、中国に惜敗。

「2017IWBFアジアオセアニアチャンピオンシップス」(AOZ)3日目、女子日本代表は予選第3戦で中国と対戦し、40–50で敗れた。これで1勝2敗とした日本は、予選3位となり、明日26日の準決勝では来年の世界選手権の切符をかけて、オーストラリアと対戦する。

まさに「惜敗」だったーー。
スタートからボールマンへ強くプレッシャーをかけにいく粘り強いディフェンスを展開した日本。それがうまく機能していたことは、失点が50というスコアを見れば一目瞭然で、昨日の反省がしっかりと活かされていた。

一方オフェンスは、攻守の切り替えが早く、厳しくボールプレッシャーをかけてくる中国のディフェンスに対し、なかなか突破口が見えず、苦し紛れのアウトサイドからのシュートが少なくなかった。そのため、日本のスコアも伸びず、前半を16–23で終えた。

そして、勝敗を分けたのは続く第3Qだった。攻撃の芽が摘まれていることを危惧した橘香織ヘッドコーチ(HC)は、ベテランの大島美香を入れ、萩野真世のほかにもう一人司令塔を増やすことで、攻撃の展開に幅を持たせようと考えた。

すると、この戦略がピタリとはまった。幅広くボールが回ることによって、得点のチャンスが生まれ、網本麻里、藤井郁美が次々とシュートを決めてゴールを量産。さらには小田島理恵、萩野にも得点が生まれ、1点差にまで詰め寄った。
ここで、橘HCは勝負に出た。
「中国がスピードではなく、高さで勝負するメンバーにかわっていて、見ていてハーフコートまで下がることなく、高い位置からつぶすことができるだろうなと踏んだんです」

そこで、藤井に代えて、スピードのある北田千尋を投入し、高い位置からのプレスディフェンスをしいた。しかし、中国にゴール下へと攻められ、逆に7点差にまで広がってしまった。
第4Q、日本はさまざまなカードを切り、突破口を見出そうとするも、中国の執拗なディフェンスに動きを止められ、なかなか得点を積み上げることができなかった。最後はファウルゲームに持ち込むも、結局得点を縮めることができず、40–50で敗れた。

しかし、ここで下を向いている暇はない。明日26日には、オーストラリアとの準決勝が待ち受けている。その試合で勝ったほうが、来年8月の世界選手権に出場することができるという大一番だ。
今日の中国戦でディフェンスはしっかりと修正された。あとはどれだけ得点を奪うこができるかだ。明日のオーストラリア戦は、ポイントゲッターたちの「爆発力」に期待したい。

(文・斎藤寿子、写真・岡川武和)

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