2017年10月25日

アジアオセアニアチャンピオンシップス

男子、決勝トーナメント進出を決める。

「2017IWBFアジアオセアニアチャンピオンシップス」(AOZ)3日目、男子日本代表はグループリーグ第2戦で香港と対戦。攻守にわたって圧倒し、107–12で大勝した。これで無傷の2連勝とした日本は、グループBをトップで通過し、決勝トーナメント進出を決めた。明日26日は、グループAの2位イラクと対戦する。

「我々は、すべて決勝で勝つためにやっている。だから相手がどこでも、やること、気持ちの入れ方は常に変わりません」

及川晋平ヘッドコーチ(HC)の言葉通り、この試合も日本はしっかりと最後まで強さを見せ続けた。
第1Q、初戦に続いてスタメンに起用された秋田啓がまたも存在感を示した。試合開始わずか2分間で3連続でゴール下のシュートを決め、チームに勢いをもたらせた。すると、そのほかの選手も次々と自らの得意のプレーを披露。秋田をアシストした古澤拓也が、今度は自ら得意のスリーポイントを入れると、藤澤潔はミドルシュート、鳥海連志はレイアップシュートを決めて見せた。

第2Qで52–0と大きくリードを奪った日本は、第3Qでは香西宏昭と藤本怜央が揃って登場。香西のアシストで藤本がゴール下のシュートを次々と決めるなど、エースとして日本の車いすバスケを牽引してきた2人の安定感が光った。

そして第4Qの後半、及川HCが起用したのは「次世代ユニット」。昨年初めてパラリンピックを経験した鳥海と村上直広、今大会が日本代表の公式戦デビューとなった秋田、古澤、緋田高大の5人だ。スピードのある鳥海、古澤がパスカットからのカウンターでレイアップシュートを決めれば、高さのある秋田、村上はゴール下のシュートを確実に入れて得点を積み重ね、緋田はチームメイトのプレーをアシストした。

12人全員がそれぞれの役割を果たし、最後まで集中した日本は、香港につけ入る隙を全く与えず、107–12で勝利をおさめた。
もちろん、この結果に誰も満足も、浮き足立ってもいない。
「予選2試合で、選手一人一人が決勝に向けて準備しているという手応えをつかんだ」と及川HC。アジアオセアニアチャンピオンの座を「狙う」のではなく、しっかりと「掴む」べく、男子日本代表は、いよいよ明日からは決勝トーナメントに臨む。

(文・斎藤寿子、写真・岡川武和)

関連記事

障害者スポーツの最新情報をFacebookでお届けします!