2018年12月16日

2018年IWAS車いすフェンシングワールドカップ京都大会

櫻井杏理、フルーレ女子Bで銅メダル

準決勝、絶対王者に攻め続ける櫻井杏理

12月13日〜16日の4日間、2018年IWAS車いすフェンシングワールドカップ京都大会が、グランドプリンスホテル京都で開催された。日本で初めてのワールドカップ開催となり、世界27カ国から男子101名、女子77名が集結。日本勢では、櫻井杏理(日阪製作所)がフルーレ女子Bで銅メダルを獲得した。

4点連続得点でガッツポーズをみせる

「今の自分の実力では彼女には及ばない」
大会の4日前までロンドンで約1ヶ月半修行をしていたという櫻井。各国のコーチから様々なプレースタイルを学び、本大会に向けて戦略を練ってきた。その戦略を試す場として臨んだ準決勝では、リオパラリンピック金メダリストのベアトリーチェ・ヴィオ(イタリア)と対戦。絶対王者相手に4ポイント連続で得点を重ねるなど激しい攻防を繰り広げるが、11-15で敗戦した。

「後半戦、自分の中で迷いが出てしまった部分を彼女は見逃さなかった」と話し、それは課題の一つでもある「経験値の差」だった。しかし、得たのは課題だけではない。これまでヴィオに対して7点が最高得点であったが、本大会では11点を奪ってみせた。世界でみても10点以上奪う選手はそう多くない。それは櫻井にとって大きな収穫になっただろう。10日後には再びロンドンに戻り、2020年東京パラリンピックで世界の壁を突き破る準備を進めて行くようだ。

ドイツ戦前、円陣を組む男子日本代表

大会最終日には団体戦が行われ、男子11位、女子10位という結果で終わった。
男子団体では、9-12位決定戦でドイツと対戦。序盤、障害が重いカテゴリーBの藤田道宣(トレンドマイクロ)が障害の軽いカテゴリーAの選手に勝ち、良い流れを持ってくるが、ドイツの戦略にやられ、16点あった差を1点差まで詰められてしまう。40-39と1点リードで最終を任された加納慎太郎(ヤフー)は、「もちろん勝つつもりで戦略を練った。結果として負けたが、自分が最後についての重要性を改めて心に刻む試合になった」と振り返った。一進一退の攻防となったが、最後は43-45で破れた。

【結果一覧】
・サーブル男子A
加納慎太郎(ヤフー)、安 直樹(東京地下鉄)/ 決勝トーナメント2回戦敗退

・サーブル男子B
恩田竜二 (三交不動産)/ ベスト16

・サーブル女子B
阿部知里(香川県立中央病院)/ 予選敗退

・フルーレ男子A
加納慎太郎、安 直樹、中川清治(中川船舶)、福田勇士(兵庫医療大学) / 決勝トーナメント2回戦敗退
笹島貴明(インターネットイニシアティブ)/ 予選敗退

・フルーレ男子B
藤田道宣(トレンドマイクロ)ベスト16
角田成(夢真ホールディングス)、恩田竜二 決勝トーナメント1回戦敗退

・フルーレ女子A
松本美恵子(東京都立多摩総合医療センター)/ 予選敗退

・フルーレ女子B
櫻井杏理(日阪製作所)銅メダル
千坂香菜(ジーシー)、阿部知里 / 予選敗退

・エペ男子A
中川清治 / 決勝トーナメント1回戦敗退
加納慎太郎、安 直樹、笹島貴明 / 予選敗退

・エペ男子B
藤田道宣、角田成 / 決勝トーナメント1回戦敗退

・エペ女子A
松本美恵子 / 予選敗退

・エペ女子B
櫻井杏理 ベスト8
千坂香菜、阿部知里 / 予選敗退

・団体
男子/11位、女子/10位

(文・撮影、峯 瑞恵)

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